PointMobile端末制御モジュールの機能一覧

 

 

Biz/Browser HTと外部サービスを連携する機能「ExternalService」クラスを用いて使用することができるメソッドの一覧です。
サービスの使い方については、Biz/Browser HTのExternalServiceクラスのリファレンスも参照してください。

※正しく動作させるためには、端末のOSバージョンを最新にする必要があります。

 

本モジュールとリファレンスについて

メーカ

対応機種

サービスID値

バージョン

Biz/Browserの対応バージョン

PointMobile

PM84
PM68
PM95
MX450

jp.co.opst.biz.util.poweruptool.pointmobilepoweruptool/.MainService

v1.1.0

v1.4.1以上

※掲載されている会社名や製品名は、一般に各社の商標または登録商標です。

 

使用例

/* 本端末制御モジュール専用サービスID(本サービスにおいて固定値) */
String SERVICE_ID = "jp.co.opst.biz.util.poweruptool.pointmobilepoweruptool/.MainService";
/* メソッド名称 */
String METHOD_NAME = "playBuzzer";

ExternalService sv{
	Function OnBoundStateChanged(e){
		if(e.state == "Bound"){
			//.Messagebox("サービスと接続しました");
		}
	}
}
Button btn1{
	Function OnTouch(e){
		^.sv.bind(^.SERVICE_ID);
	}
}

Button btn2{
	Function OnTouch(e){
		^.sv.invoke(^.METHOD_NAME, 7, 2000);
	}
}

 

【注意事項その1】

PM84/PM68について、アプリ「DuraSpeed(※)」が有効になっている場合、以下の動作不具合を起こすことが判明しています。

※DuraSpeedとは、バックグラウンドアプリを制限することで、フォアグラウンドアプリを高速化するアプリケーションです。

 

・下記条件時に端末制御モジュールのサービスプロセスがDuraSpeedによって強制終了される。

 端末制御モジュールがBindされていない状態で端末をスリープ状態にし、5分以上経過した場合。

 

・下記条件時にBiz/Browser HTから端末制御モジュールへのBindが失敗する。

 - 手動でアプリ情報の「強制停止」によって端末制御モジュールのプロセスを強制終了した場合

 - 端末制御モジュールのプロセスが強制終了した場合(DuraSpeedによりキルされた場合も含む)

 - 端末制御モジュールを上書きインストールした場合

 

端末制御モジュールを使用する際は、以下の手順でDuraSpeedをOFFに設定してください。

(1)OS設定>DuraSpeedを開く

(2)OFFに切り替える(以降、ONに切り替えない限りは恒常的に維持されます)

【注意事項その2】

PM68について、単発スキャンおよび 多段スキャンで以下の動作不具合を起こすことが判明しています。

本現象はAPI呼び出し、トリガースキャンの両方で発生します。

 

・複数のシンボルがスキャン視野内に存在する状態 かつ 単発スキャンで読取した場合、

 次回単発スキャン実行時、シンボルにかざすことなく直前に読み取ったシンボルの周辺に存在する別のシンボルの結果を返してしまう。

 

・複数のシンボルがスキャン視野内に存在する状態 かつ 多段スキャンで読取した場合、

 重複したスキャン結果を返してしまう。

 

可能な限り、スキャン視野内に1つのシンボルのみが存在するようにし、スキャン操作を実行してください。

目次

 

メソッド名 概要
startScanBarcode バーコードの読み取り処理を行い、読み込んだバーコードのデータおよび種別を返します。
startScanBarcodeContinuous 連続スキャンを開始します。
stopScanBarcode 各読み取りのスキャンを終了します。
setNotificationBuzzer 端末の各種通知音の有効・無効を設定します。
getNotificationBuzzer 端末の各種通知音の有効・無効設定を取得します。
setNotificationVibrator 端末の各種通知バイブレータの有効・無効を設定します。
getNotificationVibrator 端末の各種通知バイブレータの有効・無効設定を取得します。
setBarcodeEnabled 指定したバーコードを読み取り対象にするかどうかを指定します。
isBarcodeEnabled 指定したバーコードを読み取り対象にするかどうかを取得します。
setBarcodeMaxlength 指定したバーコードの読み取り可能最大桁数を設定します。
getBarcodeMaxlength 指定したバーコードの読み取り可能最大桁数を取得します。
setBarcodeMinlength 指定したバーコードの読み取り可能最小桁数を設定します。
getBarcodeMinlength 指定したバーコードの読み取り可能最小桁数を取得します。
setUserDefineKey 端末のハードウェアキーに、別のキーコードを設定します。
getUserDefineKey 端末のハードウェアキーに割り当てられているキーコードを取得します。
setCenterMode バーコードリーダーのセンターモードの有効/無効を指定します。
getCenterMode バーコードリーダーのセンターモードの有効/無効を取得します。
setAreaSize バーコードリーダーのセンターモード時の領域サイズを指定します。
getAreaSize バーコードリーダーのセンターモード時の領域サイズを取得します。
setAimerMode エイマーの起動/停止を行います。
setTriggerKeyEnable トリガーキーの有効/無効を設定します。
getTriggerKeyEnable トリガーキーの有効/無効を取得します。
setCollectionMode ハードウェアのトリガーによるスキャンの収集方法の設定を行います。
getCollectionMode ハードウェアのトリガーによるスキャンの収集方法の設定を取得します。
startScanBarcodeCollection 一括読みまたは多段読みで複数のバーコードを読み取るスキャンを開始します。
getBarcodeCollection 一括読みで読み取ったバーコードを取得します。
setDelimiter 一括読み取り時の区切り文字(デリミタ)を設定します。
getDelimiter 一括読み取り時の区切り文字(デリミタ)の設定を取得します。
setOutputMode ハードウェアのトリガーによるスキャンの出力方式を設定します。
getOutputMode ハードウェアのトリガーによるスキャンの出力方式の設定を取得します。
setCharsetEncoding スキャン結果データの文字コードのエンコード方法を設定します。
getCharsetEncoding スキャン結果データの文字コードのエンコード方法を取得します。
setInputMode ハードウェアキーの入力モードを設定します。
getInputMode ハードウェアキーの入力モードを取得します。
systemReboot 端末を再起動します。
getSerialNumber 端末のシリアルナンバーを取得します。
setEnabledWLAN 無線LANモジュールの電源をオン、またはオフにします。
ReadBarcodeイベント 各読み取りのスキャンでバーコードを読み取ったときに発生します。
ReadBarcodeCollectionイベント 一括読みが完了した場合に発生します。
BatteryStateChangedイベント 端末を電源へ接続もしくは切断した場合に発生します。

 

startScanBarcodeメソッド

説明

バーコードの読み取り処理を行い、読み込んだバーコードのデータおよび種別を返します。

バーコードの読み取りに成功するかタイムアウト時間が経過するまでスキャンを行います。

スキャンが終了し、このメソッドが結果を返すまで処理は戻りません。

※(PM68のみ)必ずスキャン視野内に1つのシンボルのみ表示してください。(次回のスキャン時、スキャン対象にかざす前にバーコードが誤読する場合があります)

 

呼出形式

var res = extsv.invoke("startScanBarcode", timeoutMs);

 

戻り値

以下の3つの要素を持つ連想配列のArrayオブジェクト

 

integer		type	バーコードの種類
String		data	バーコードのデータの文字列表現
String		rawdata	バーコードのデータの生データ(バイト列)をBase64エンコードした文字列(※)

※Biz/BrowserのBase64Decoderクラスを用いてBase64デコードすることでバイナリデータを復元することができます。
 読み込むバーコードに日本語の文字を含む場合や、バイナリデータを含む場合に使用できます。

 

バーコードの種類はそれぞれ下記に対応しています。

バーコードの種類
1EAN-13(JAN-13)
2EAN-8(JAN-8)
3UPC-E
4UPC-A
5Aztec
9ITF(Interleaved 2 of 5)
10ISBT
11CODE-128
12CODE-93
13CODE-39
14CODABAR(NW-7)
15CODE-32
16MSI/Plessey
17QRコード
18GS1 DataBar
20CODABLOCK F
21GS1 Composite CC-A/B/C
22HANXIN
23GS1-128
24Maxicode
25PDF417
26Data Matrix
27Micro PDF

 

引数

integer timeoutMs

スキャンのタイムアウト時間[msec]。0以下の値を設定するとデフォルトの時間だけ待機します。
デフォルトのタイムアウト時間は7秒です。

 

使用例

var res = extsv.Invoke("startScanBarcode", 3000);
//.MessageBox("データ:" + res[0]["data"] + "/種類:" + Str(res[0]["type"]) + "/生データ:" + Base64Decoder.Convert(res[0]["rawdata"]));
	

 

startScanBarcodeContinuousメソッド

説明

連続スキャンを開始します。

バーコードを読み取ると、ExternalServiceオブジェクトからReadBarcodeイベントが発生します。

読み取ったバーコードのデータはReadBarcodeイベントから取得することができます。

連続スキャンを停止する場合は、stopScanBarcodeメソッドを呼び出します。

 

呼出形式

extsv.invoke("startScanBarcodeContinuous", sameInterval);

 

戻り値

なし

 

引数

integer sameInterval

同一バーコードの二度読み防止時間を、100ミリ秒単位で指定します。
1以上を設定すると、同一のバーコードを設定した時間が経過するまで読み取りません。
0以下を設定すると、同一バーコードは異なるバーコードを読み取るまで読み取りません。

 

使用例

ExternalService exs{
	Function OnReadBarcode(e){
		^.Label1.value = e.type + " : " + e.data ;
	}
}
Button Button51 {
    X = 199;
    Y = 333;
    Width = 80;
    Height = 54;
    Title = "スキャン開始";

    Function OnTouch( e ) {
        ^.exs.Invoke("startScanBarcodeContinuous", 3);
    }
}
		

 

stopScanBarcodeメソッド

説明

startScanBarcodeContinuousメソッドによる連続読み、またはstartScanBarcodeCollectionメソッドによる多段読み、一括読みのスキャンを停止します。

 

呼出形式

extsv.invoke("stopScanBarcode");

 

戻り値

なし

 

引数

なし

 

setNotificationBuzzerメソッド

説明

端末の各種通知音の有効・無効を設定します。

 

呼出形式

extsv.invoke("setNotificationBuzzer", type, enabled);

 

戻り値

なし

 

引数

integer type

通知音の種類。下記の値を指定できます。

説明
1読み取り成功時
2読み取り失敗時

 

 

boolean enabled

通知音を有効にする場合はtrueを、無効にする場合はfalseを指定します。

 

 

getNotificationBuzzerメソッド

説明

端末の各種通知音の有効・無効設定を取得します。

 

呼出形式

var res = extsv.invoke("getNotificationBuzzer", type);

 

戻り値

typeに指定した種類の通知音が有効の場合はtrueを、無効の場合はfalseを返します。

 

引数

integer type

通知音の種類。下記の値を指定できます。

説明
1読み取り成功時
2読み取り失敗時

 

 

setNotificationVibratorメソッド

説明

端末の各種通知バイブレータの有効・無効を設定します。

 

呼出形式

extsv.invoke("setNotificationVibrator", type, enabled);

 

戻り値

なし

 

引数

integer type

通知バイブレータの種類。下記の値を指定できます。

説明
1読み取り成功時
2読み取り失敗時

 

 

boolean enabled

通知バイブレータを有効にする場合はtrueを、無効にする場合はfalseを指定します。

 

 

getNotificationVibratorメソッド

説明

端末の各種通知バイブレータの有効・無効設定を取得します。

 

呼出形式

var res = extsv.invoke("getNotificationVibrator", type);

 

戻り値

typeに指定した種類の通知バイブレータが有効の場合はtrueを、無効の場合はfalseを返します。

 

引数

integer type

通知バイブレータの種類。下記の値を指定できます。

説明
1読み取り成功時
2読み取り失敗時

 

 

setBarcodeEnabledメソッド

説明

指定したバーコードを読み取り対象にするかどうかを指定します。

 

呼出形式

extsv.invoke("setBarcodeEnabled", type, enabled);

 

戻り値

なし

 

引数

integer type

設定を行うバーコードの種類を指定します。
指定できる種類はstartScanBarcodeメソッドを参照してください。

 

 

boolean enabled

指定するバーコードの読取を有効にする場合はtrueを、無効にする場合はfalseを指定します。

 

 

isBarcodeEnabledメソッド

説明

指定したバーコードの読み取り有効/無効を取得します。

 

呼出形式

var res = extsv.invoke("isBarcodeEnabled", type);

 

戻り値

指定したバーコードの読み取りが有効の場合はtrueを、無効の場合はfalseを返します。

失敗および設定範囲外のバーコードを指定した場合は"false"を返します。

 

引数

integer type

設定を取得するバーコードの種類を指定します。
指定できる種類はstartScanBarcodeメソッドを参照してください。

 

 

setBarcodeMaxlengthメソッド

説明

指定したバーコードの読み取り可能最大桁数を設定します。
設定した桁数より大きいバーコードは読み取りません。

 

呼出形式

extsv.invoke("setBarcodeMaxlength", type, max);

 

戻り値

なし

 

引数

integer type

設定を行うバーコードの種類を指定します。
指定できる種類はstartScanBarcodeメソッドを参照してください。

 

 

integer max

読み取り可能最大桁数。
指定できる最大桁数はメーカーマニュアルに準じます。

 

 

getBarcodeMaxlengthメソッド

説明

指定したバーコードの読み取り可能最大桁数を取得します。

 

呼出形式

var res = extsv.invoke("getBarcodeMaxlength", type);

 

戻り値

成功した場合は読み取り可能最大桁数を1以上の整数で返します。
失敗および桁数設定不可能なバーコードを指定した場合は0を返します。

 

引数

integer type

設定を取得するバーコードの種類を指定します。
指定できる種類はstartScanBarcodeメソッドを参照してください。

 

 

setBarcodeMinlengthメソッド

説明

指定したバーコードの読み取り可能最小桁数を設定します。
設定した桁数より小さいバーコードは読み取りません。

 

呼出形式

extsv.invoke("setBarcodeMinlength", type, min);

 

戻り値

なし

 

引数

integer type

設定を行うバーコードの種類を指定します。
指定できる種類はstartScanBarcodeメソッドを参照してください。

 

 

integer min

読み取り可能最小桁数。
指定できる最小桁数はメーカーマニュアルに準じます。

 

 

getBarcodeMinlengthメソッド

説明

指定したバーコードの読み取り可能最小桁数を取得します。

 

呼出形式

var res = extsv.invoke("getBarcodeMinlength", type);

 

戻り値

成功した場合は読み取り可能最小桁数を1以上の整数で返します。
失敗および桁数設定不可能なバーコードを指定した場合は0を返します。

 

引数

integer type

設定を取得するバーコードの種類を指定します。
指定できる種類はstartScanBarcodeメソッドを参照してください。

 

 

setUserDefineKeyメソッド

説明

端末のハードウェアキーに、別のキーコードを設定します。

 

呼出形式

extsv.invoke("setUserDefineKey", sourceKeyCode, destKeyCode);

 

戻り値

なし

 

引数

integer sourceKeyCode

変換元ハードウェアキーのキーコードを指定します。

※端末に存在しないキーへの割り当ては例外エラーが発生します。

 

キーコード一覧
トリガー
対応キー
1010前面トリガー
1011右トリガー
1012左トリガー
1013背面トリガー

 

方向キー
対応キー
19Upキー
20Downキー
21Leftキー
22Rightキー

 

特殊キー
対応キー
56Dotキー
61Tabキー
66Returnキー
62Spaceキー
67Backspaceキー
1018Clrキー
1006PushToTalkキー
1016KeypadModeキー

 

Fキー
対応キー
131F1キー
132F2キー
133F3キー
134F4キー
135F5キー
136F6キー
137F7キー
138F8キー
139F9キー

 

音量キー
対応キー
24VolumeUp
25VolumeDown

 

数字キー
対応キー
7キー0
8キー1
9キー2
10キー3
11キー4
12キー5
13キー6
14キー7
15キー8
16キー9

 

ファンクション + 特殊キー
対応キー
2018FnClrキー
2019FnReturnキー
2020FnDotキー

 

ファンクション + 方向キー
対応キー
2021FnUpキー
2022FnDownキー
2023FnLeftキー
2024FnRightキー

 

ファンクション + 数字キー
対応キー
2008Fn0キー
2009Fn1キー
2010Fn2キー
2011Fn3キー
2012Fn4キー
2013Fn5キー
2014Fn6キー
2015Fn7キー
2016Fn8キー
2017Fn9キー

 

ファンクション + Fキー
対応キー
2000FnF1キー
2001FnF2キー
2002FnF3キー
2003FnF4キー
2004FnF5キー
2005FnF6キー
2006FnF7キー
2007FnF8キー

 

 

 

integer destKeyCode

変換先ハードウェアキーのキーコードを指定します。

キーコードはAndroid標準のキーコード(android.view.KeyEventクラス)の値の他、対応していれば独自キーのキーコードを指定することができます。

KeyEventクラスに関する詳細な情報はAndroid Developers(Android開発者向けサイト)のリファレンスマニュアルをご参照ください。

 

なお、引数に0を指定すると、各ハードウェアキーの設定がデフォルト値に戻ります。

 

 

 

getUserDefineKeyメソッド

説明

端末のハードウェアキーに割り当てられているキーコードを取得します。

 

呼出形式

var res = extsv.invoke("getUserDefineKey", sourceKeyCode);

 

戻り値

成功の場合、割り当てられている変換先ハードウェアキーのキーコードを返します。
キーコードについては、setUserDefineKeyメソッドの引数:sourceKeyCodeで使用可能な値を参照してください。
失敗の場合、-1を返します。

 

引数

integer sourceKeyCode

変換元ハードウェアキーのキーコードを指定します。
setUserDefineKeyメソッドで使用可能な値を参照してください。

 

 

setCenterModeメソッド

説明

バーコードリーダーのセンターモードの有効/無効を指定します。

 

呼出形式

extsv.invoke("setCenterMode", enable);

 

戻り値

なし

 

引数

boolean enable

センターモードを有効にする場合はtrueを、無効にする場合はfalseを指定します。

 

 

getCenterModeメソッド

説明

バーコードリーダーのセンターモードの有効/無効を取得します。

 

呼出形式

var res = extsv.invoke("getCenterMode");

 

戻り値

有効の場合はtrueを、無効の場合はfalseを返します。

 

引数

なし

 

 

setAreaSizeメソッド

説明

バーコードリーダーのセンターモード時の領域サイズを指定します。

本メソッドは、setCenterModeメソッドでセンターモードを有効にしている場合に使用できます。

 

呼出形式

extsv.invoke("setAreaSize", size);

 

戻り値

なし

 

引数

integer size

読取領域のサイズを 0~10で指定。(0はクロスポイントのみ)

 

 

getAreaSizeメソッド

説明

バーコードリーダーのセンターモード時の領域サイズを取得します。

 

呼出形式

var res = extsv.invoke("getAreaSize");

 

戻り値

成功時は領域サイズを0(クロスポイント)~10(領域全体)を整数で返します。
失敗時や未サポート時は-1を返します。

 

引数

なし

 

 

setAimerModeメソッド

説明

エイマーの起動/停止を行います。
本メソッドによってエイマーを起動した場合、スキャンは行わずエイマーのみ起動します。また、スキャン終了後はエイマーは自動停止します。

実行に失敗したとき、例外が発生します。

 

呼出形式

extsv.invoke("setAimerMode", enable);

 

戻り値

なし

 

引数

boolean enable

エイマーを使用する場合はtrueを、使用しない場合はfalseを指定します。

 

 

setTriggerKeyEnableメソッド

説明

トリガーキーの有効/無効を設定します。

 

呼出形式

extsv.invoke("setTriggerKeyEnable", enable);

 

戻り値

なし

 

引数

boolean enable

トリガーキーを有効にする場合はtrueを、無効にする場合はfalseを指定します。

 

 

getTriggerKeyEnableメソッド

説明

トリガーキーの有効/無効を取得します。

 

呼出形式

var res = extsv.invoke("getTriggerKeyEnable");

 

戻り値

トリガーキーが有効の場合はtrueを、無効の場合はfalseを返します。

 

引数

なし

 

 

setCollectionModeメソッド

説明

ハードウェアのトリガーによるスキャンの収集方法の設定を行います。

 

バーコードの読み取り結果をスクリプト内で取得したい場合は、出力方式を「利用者メッセージにする」に設定してください。

「利用者メッセージ」の設定方法は下記にて設定が可能です。

 ・OSのアプリ一覧 → ツール → スキャン設定 → ウェッジモード → 出力方式を「利用者メッセージ」に設定

 ・setOutputModeメソッドで「2:利用者メッセージ出力」に設定

 

その場合、引数:methodで指定したバーコード読み取りモードによって、以下のように読み取り結果の取得方法が異なります。

 

単発読み

   バーコードを読み取る度に、ExternalServiceオブジェクトからReadBarcodeイベントが発生します。

   読み取ったバーコードのデータはReadBarcodeイベントから取得することができます。

   バーコードを1つ読み取ると、読み取りが停止します。

連続読み

   バーコードを読み取る度に、ExternalServiceオブジェクトからReadBarcodeイベントが発生します。

   読み取ったバーコードのデータはReadBarcodeイベントから取得することができます。

多段読み

   バーコードを読み取る度に、引数:codeCountで指定した値までExternalServiceオブジェクトからReadBarcodeイベントが発生します。

   読み取ったバーコードのデータはReadBarcodeイベントから取得することができます。

一括読み

   引数:codeCountで指定された数だけバーコードが読み取られると、ExternalServiceオブジェクトからReadBarcodeCollectionイベントが発生します。

   ReadBarcodeCollectionイベントハンドラ内でgetBarcodeCollectionメソッドを呼出し、戻り値としてバーコードのデータを取得することができます。

継続読み

   トリガーボタンを押したときにスキャンを開始し、バーコードを読み取るまで維持します。読み取り後、ExternalServiceオブジェクトからReadBarcodeイベントが発生します。

   読み取ったバーコードのデータはReadBarcodeイベントから取得することができます。

リリース読み

   トリガーボタンを押したときにエイマーを照射開始します。離したときにスキャンを開始し、バーコードを読み取るまで維持します。ExternalServiceオブジェクトからReadBarcodeイベントが発生します。

   読み取ったバーコードのデータはReadBarcodeイベントから取得することができます。

呼出形式

extsv.invoke("setCollectionMode", method, codeCount);

 

戻り値

なし

 

引数

integer method

読み取りモードを指定します。

読み取りモードに関する詳細な情報はハードウェアのリファレンスマニュアルをご参照ください。

 

読み取りモード
0単発読み
1連続読み
2多段読み
3一括読み
4継続読み
5リリース読み

 

 

integer codeCount

バーコードを収集する個数を指定します。2~10の間で設定します。

 

 

 

getCollectionModeメソッド

説明

ハードウェアのトリガーによるスキャンの収集方法の設定を取得します。

 

呼出形式

var res = extsv.invoke("getCollectionMode");

 

戻り値

以下の2つの要素を持つ連想配列のArrayオブジェクト

 

integer		method		読み取りモード	(※setCollectionModeメソッドを参照)
integer		codeCount	収集個数

 

引数

なし

 

使用例

var res = extsv.Invoke("getCollectionMode");
//.MessageBox("読み取りモード:" + res[0]["method"] + "/収集個数:" + Str(res[0]["codeCount"]) );
	

 

startScanBarcodeCollectionメソッド

説明

一括読みまたは多段読みで複数のバーコードを読み取るスキャンを開始します。

読み取り中、一度読み取ったバーコードと同じバーコードは読み取りません。


多段読み

   バーコードを読み取る度に、引数:codeCountで指定した値までExternalServiceオブジェクトからReadBarcodeイベントが発生します。

   読み取ったバーコードのデータはReadBarcodeイベントから取得することができます。

一括読み

   引数:codeCountで指定された数だけバーコードが読み取られると、ExternalServiceオブジェクトからReadBarcodeCollectionイベントが発生します。

   ReadBarcodeCollectionイベントハンドラ内でgetBarcodeCollectionメソッドを呼出し、戻り値としてバーコードのデータを取得することができます。


当メソッドによるスキャンを停止する場合は、stopScanBarcodeメソッドを呼び出します。

呼出形式

extsv.invoke("startScanBarcodeCollection", method, codeCount [, timeoutMs]);

 

戻り値

なし

 

引数

integer method

読み取りモードを指定します。

読み取りモードに関する詳細な情報はハードウェアのリファレンスマニュアルをご参照ください。

 

読み取りモード
2多段読み
3一括読み

 

 

integer codeCount

バーコードを収集する個数を指定します。2~10の間で設定します。

 

 

integer timeoutMs

スキャンのタイムアウト時間[msec]。0以下の値を設定するとデフォルトの時間だけ待機します。
デフォルトのタイムアウト時間は7秒です。

 

 

getBarcodeCollectionメソッド

説明

一括読みで読み取ったバーコードを取得します。

 

呼出形式

var res = extsv.invoke("getBarcodeCollection");

 

戻り値

以下の1つの要素を持つ連想配列のArrayオブジェクト

 

String	data	バーコードのデータの文字列表現

 

引数

なし

 

使用例

var res = extsv.Invoke("getBarcodeCollection");
//.MessageBox("1個目のバーコードのデータ:" + res[0]["data"] );
	

 

setDelimiterメソッド

説明

一括読み取り時の区切り文字(デリミタ)を設定します。デフォルトは現在の端末設定です。

1文字を超える文字列が指定された場合、最初の1文字目のみ使用します。

 

呼出形式

extsv.invoke("setDelimiter", delimiter);

 

戻り値

なし

 

引数

String delimiter

一括読み取り時の区切り文字(デリミタ)を、ASCIIコード0~127の間に相当する文字で設定します。最初の1文字目のみ参照します。

一括読み取り時の区切り文字(デリミタ)に関する詳細な情報はハードウェアのリファレンスマニュアルをご参照ください。

 

 

getDelimiterメソッド

説明

一括読み取り時の区切り文字(デリミタ)の設定を取得します。

 

呼出形式

var res = extsv.invoke("getDelimiter");

 

戻り値

一括読み取り時の区切り文字(デリミタ)を、ASCIIコードの数値で返します。

 

引数

なし

 

 

setOutputModeメソッド

説明

ハードウェアのトリガーによる出力方式を指定します。デフォルトは現在の端末設定です。

なお、startScanBarcodeメソッドやstartScanBarcodeContinuousメソッド等を実行してスキャンが終了するまでの間は、この設定値は2:利用者メッセージ出力に自動的に設定されます。

スキャン終了後は元の設定に戻ります。

 

クリップボード出力

   読み取った結果がクリップボードに入ります。また、同時にキーボード出力も行われます。

キーボード出力

   読み取った結果でキーボード出力を行います。Biz/Browserの場合、KeyDownイベントや文字入力が発生します。

利用者メッセージ出力

   端末制御モジュールが捕捉できる形式のメッセージ出力を行います。

   読み取ったバーコードのデータはReadBarcodeイベントから取得することができます。

呼出形式

extsv.invoke("setOutputMode", mode);

 

戻り値

なし

 

引数

integer mode

出力方式を指定します。

出力方式に関する詳細な情報はハードウェアのリファレンスマニュアルをご参照ください。

 

読み取りモード
0クリップボード出力
1キーボード出力
2利用者メッセージ出力

 

 

getOutputModeメソッド

説明

ハードウェアのトリガーによる出力方式の設定を取得します。

 

呼出形式

var res = extsv.invoke("getOutputMode");

 

戻り値

出力方式を、0~3の値で返します。

 

出力方式
0クリップボード出力
1キーボード出力
2利用者メッセージ出力

引数

なし

 

 

setCharsetEncodingメソッド

説明

読み取ったバーコードのデータを、どの文字コードでエンコードするかを指定します。デフォルトはUTF-8です。

各種読み取りで取得したバーコードデータの文字列表現について、読み取ったデータを規定の文字エンコード設定でエンコードします。

データと設定のエンコードが異なるとき、文字化けすることがあります。

 

呼出形式

extsv.invoke("setCharsetEncoding", charset);

 

戻り値

なし

 

引数

String charset

エンコード設定。以下から値を指定します。大文字小文字は区別しません。また、記号の一部など表記揺れにも対応します。

文字コード
ISO-8859-1、CP1252、Latin1ISO-8859-1
Shift_JISShift_JIS
UTF-8UTF-8

 

 

getCharsetEncodingメソッド

説明

読み取ったバーコードのデータを、どの文字コードでエンコードするかの設定を取得します。デフォルトはUTF-8です。

 

呼出形式

var res = extsv.invoke("getCharsetEncoding");

 

戻り値

現在のエンコード設定を、下記のいずれかの文字列で返します。

ISO-8859-1
Shift_JIS
UTF-8

 

引数

なし

 

 

setInputModeメソッド

説明

ハードウェアキーの入力モードを設定します。

 

呼出形式

extsv.invoke("setInputMode", inputMode);

 

戻り値

なし

 

引数

integer inputMode

 

入力モードを指定します。

入力モード
1 整数
2 小文字
3 大文字
4 ファンクション

 

 

getInputModeメソッド

説明

ハードウェアキーの入力モードを取得します。

 

呼出形式

var res = extsv.invoke("getInputMode");

 

戻り値

入力モードを返します。

 

引数

なし

 

 

systemRebootメソッド

説明

端末を再起動します。

なお、呼び出したBiz/Browserは強制的に終了します。

 

呼出形式

extsv.invoke("systemReboot");

 

戻り値

なし

 

引数

なし

 

 

getSerialNumberメソッド

説明

端末のシリアルナンバーを取得します。

 

呼出形式

var res = extsv.invoke("getSerialNumber");

 

戻り値

シリアルナンバーを返します。

 

引数

なし

 

setEnabledWLANメソッド

説明

無線LANモジュールの電源をオン、またはオフにします。

※Android10以降の場合、共通機能.setEnabledWLANメソッドではなく本メソッドをご利用ください。

※無線LANに関するその他の機能については別資料「端末制御モジュール共通の機能一覧」をご参照ください。

 

呼出形式

extsv.invoke("setEnabledWLAN", enabled);

 

戻り値

なし

 

引数

boolean enabled

無線LANをオンにする場合はtrueを、オフにする場合はfalseを指定します。
 

 

ReadBarcodeイベント

説明

各読み取り方法でバーコードを読み取ったときに発生します。また、本モジュールの接続中、トリガーボタン押下(端末の標準スキャン)によってバーコードを読み取ったときにも発生します。
また、ハードウェアのトリガーによる出力方式に「利用者メッセージ出力」が設定されているときは、setCollectionModeメソッドで単発読みを指定した場合も発生します。

 

Eventオブジェクトには以下の子オブジェクトが付加されています。

名前

説明

integer

type

バーコード種別

String

data

バーコードのデータの文字列表現

String

rawdata

バーコードのデータの生データ(バイト列)をBase64エンコードした文字列(※)

※Biz/BrowserのBase64Decoderクラスを用いてBase64デコードすることでバイナリデータを復元することができます。
 読み込むバーコードに日本語の文字を含む場合や、バイナリデータを含む場合に使用できます。

 

 

 

ReadBarcodeCollectionイベント

説明

一括読みが完了した場合に発生します。

このイベントのイベントハンドラから、getBarcodeCollectionメソッドで結果が取得できます。

 

 

 

BatteryStateChangedイベント

説明

端末を電源へ接続もしくは切断した場合に発生します。

 

Eventオブジェクトには以下の子オブジェクトが付加されています。

名前

説明

String

state

接続ステータス

状態
Charging 端末が電源へ接続された場合
Discharging 端末が電源から切断された場合