RFIDリーダ制御モジュール APIリファレンス

 

 

Biz/Browser HTと外部サービスを連携する機能「ExternalService」クラスを用いて使用することができるメソッドの一覧です。
本項では、RFIDリーダ制御モジュールで使用可能な機能を説明します。
サービスの使い方については、Biz/Browser HTのExternalServiceクラスのリファレンスも参照してください。

 

対応機種とモジュール

メーカ

対応機種

略称と対応モジュール

ゼブラテクノロジーズ

MC3330R
RFD8500
RFD2000

jp.co.opst.biz.util.rfid.zebra/.MainService

ゼブラ、ゼブラ版

MC3330xR
MC3390xR

jp.co.opst.biz.util.rfid.zebra2/.MainService

ゼブラ2、ゼブラ版2

RFD40
RFD40 Premium
RFD40 Premium Plus
RFD90
※SAAFKS00-003-R03以上

※掲載されている会社名や製品名は、一般に各社の商標または登録商標です。

 

本APIリファレンスのバージョン

モジュール

バージョン

Biz/Browserの対応バージョン

ゼブラ版

v1.0.5

v1.2.6以上

ゼブラ版2

v1.2.0

v1.4.4以上

v1.1.0まで

v1.2.6以上

 

目次

 

メソッド名 概要
connect RFIDリーダと接続します。引数で指定した方法でリーダを自動的に検出して接続します。
disconnect RFIDリーダとの接続を切断します。
inventoryTag インベントリ(スキャンを開始してRFタグのEPCを収集)を行います。
stopAccessTag スキャンを停止します。
startReadTag タグの読み取りを行います。インベントリと異なり、タグの任意の領域にアクセスしてデータを受け取ります。
setTagAccessOnce 同一のタグ(UII)を一度だけ読むようにするかどうかを設定します。
isTagAccessOnce 同一のタグ(UII)を一度だけ読むようにするかどうかの設定を取得します。
clearAccessTagList スキャンしたタグの内部のリストをクリアします。同一タグの読み取りの判定に用います。
setMask タグの読み取りマスクを設定します。
clearMask タグの読み取りマスクを消去します。
setTagDecode 読み取ったタグをReadTagイベントで通知する際に、タグのデータをデコードするかどうかを設定します。
setUseTagAccessOnceByApplication ソフトウェア側の機能によるタグの二度読み防止チェックを有効にするかどうかを指定します。ゼブラ版2専用機能
isUseTagAccessOnceByApplication ソフトウェア側の機能によるタグの二度読み防止チェックを有効にするかどうかの設定値を取得します。ゼブラ版2専用機能
setRadioChannel 出力電波のチャンネルを設定します。
getRadioChannel 出力電波のチャンネルを取得します。
setRadioPower 出力電波の強度を設定します。高いほどタグが応答しやすくなり、読み取りが成功しやすくなります。
getRadioPower 出力電波の強度を取得します。
setQValue Q値を設定します。高いほどタグの読み取り衝突を抑えやすくなります。
getQValue Q値を取得します。
setBuzzerVolume 読み取り時などのブザー音の音量を設定します。
getBuzzerVolume 読み取り時などのブザー音の音量を取得します。
setSessionFlag タグへのアクセス時のセッションフラグを設定します。
getSessionFlag タグへのアクセス時のセッションフラグを取得します。
writeSingleTag UIIを指定して1枚のタグの任意の領域に書き込みを行います。
lockSingleTag UIIを指定して1枚のタグの任意の領域をロックまたはアンロックします。
killSingleTag UIIを指定して1枚のタグをキルします。
getVersion 本モジュールのバージョンを取得します。
getBatteryLevel バッテリー残量を取得します。
getMaxRadioPower setRadioPowerメソッドで設定可能な最大の電波強度を取得します。
intrinsic.connect RFIDリーダと接続します。
startScanBarcode バーコードスキャンを開始します。対応機種のみ
stopScanBarcode バーコード読み取りを停止します。対応機種のみ
setTxTime 電波照射時間を指定します。
getTxTime 電波照射時間を取得します。
setDecodeTagEPC タグEPC読み取り時に、EPCを標準コードなどにデコードするかどうか、その方法を指定します。
setBarcodeEnabled 指定したバーコードを読み取り対象にするかどうかを設定します。ゼブラ版2専用機能、対応機種のみ
getBarcodeEnabled 指定したバーコードを読み取り対象にするかどうかを取得します。ゼブラ版2専用機能、対応機種のみ
ReadTagイベント inventoryTagメソッドやstartReadTagメソッドでタグを読み取ったときに発生します。
DeviceStateChangedイベント connectやdisconnectやRFIDリーダの操作により、RFIDリーダの状態が変化したときに発生します。
TriggerChangedイベント RFIDリーダのトリガーの押下状態が変化したときに発生します。
ReadBarcodeイベント startScanBarcodeメソッドでバーコードを読み込んだときに発生します。対応機種のみ

 

connectメソッド

説明

RFIDリーダと接続します。引数で指定した方法でリーダを自動的に検出して接続します。

自動選択を選択した場合は、ペアリング済みのリーダ、物理接続中のリーダ、またはシリアル接続されているリーダを自動的に検出して接続します。
シリアル接続されているリーダが見つからない場合、自動的にペアリング済みのリーダを検索して接続します。

※RFIDリーダのペアリング等のハードウェア側の操作については、メーカーのドキュメントをご参照ください。

※Android 13以降では、初回起動時に必要な権限を要求しますので、許可を選択してください。

専用コネクタを用いて物理接続するAndroid端末の場合、物理接続中はBluetooth接続が無効となるため、必ず物理接続を選択する必要があります。

 

呼出形式

externalService1.invoke("connect" [, reader]);

 

戻り値

なし

 

引数

integer reader

 

リーダ種別。引数省略時は0(自動選択)です。

説明

0

自動選択

1

Bluetooth接続

2

シリアル接続

3

物理接続(USB接続)

 

 

disconnectメソッド

説明

RFIDリーダとの接続を切断します。

 

呼出形式

externalService1.invoke("disconnect");

 

戻り値

なし

 

引数

なし

 

 

inventoryTagメソッド

説明

インベントリ(スキャンを開始してRFタグのEPCを収集)を行います。
読み取ったタグはReadTagイベントで受け取れます。
すでにスキャンが開始されている場合は一度現在のスキャンを停止してから行います。

 

呼出形式

externalService1.invoke("inventoryTag");

 

戻り値

なし

 

引数

なし

 

 

stopAccessTagメソッド

説明

スキャンを停止します。

 

呼出形式

externalService1.invoke("stopAccessTag");

 

戻り値

なし

 

引数

なし

 

 

startReadTagメソッド

説明

タグの読み取りを行います。インベントリと異なり、タグの任意の領域にアクセスしてデータを受け取ります。
読み取ったタグはReadTagイベントで受け取れます。
すでにスキャンが開始されている場合は一度現在のスキャンを停止してから行います。

 

呼出形式

externalService1.invoke("startReadTag", memoryType, wordOffset, wordCount [, password]);

 

戻り値

なし

 

引数

integer memoryType

 

読み取るメモリ領域

説明

0

RESERVED領域

1

EPC領域

2

TID領域

3

USER領域

 

integer wordOffset

 

アクセス対象のオフセット位置(ワード単位) ※1ワードは2バイト

 

integer wordCount

 

オフセット位置から読み取るデータの長さ(ワード単位)

 

String password

 

タグに設定されているアクセスパスワード。省略時は0です。

 

 

setTagAccessOnceメソッド

説明

同一のタグ(UII)を一度だけ読むようにするかどうかを設定します。

inventoryTagメソッドでの読み取りにのみ反映されます。

 

呼出形式

externalService1.invoke("setTagAccessOnce", once);

 

戻り値

なし

 

引数

boolean once

 

一度だけ読むようにするかどうかを設定します。
1度だけ読む場合はtrueを、何度でも読む場合はfalseを指定します。デフォルトは端末の設定に依存します。

 

 

isTagAccessOnceメソッド

説明

同一のタグ(UII)を一度だけ読むようにするかどうかの設定を取得します。

 

呼出形式

var res = externalService1.invoke("isTagAccessOnce");

 

戻り値

一度だけ読むようにするかどうかの設定を返します。
1度だけ読む場合はtrueを、何度でも読む場合はfalseが返ります。

 

引数

なし

 

 

clearAccessTagListメソッド

説明

スキャンしたタグの内部のリストをクリアします。同一タグの読み取りの判定に用います。

 

呼出形式

externalService1.invoke("clearAccessTagList");

 

戻り値

なし

 

引数

なし

 

 

setMaskメソッド

説明

タグの読み取りマスクを設定します。
マスクを設定すると、設定したマスクパターンに一致するタグのみ読み取るようになります。

 

呼出形式

externalService1.invoke("setMask", memoryType, maskOffset, maskBits, maskPattern);

 

戻り値

なし

 

引数

integer memoryType

 

マスクの対象とするメモリ領域

説明

1

EPC領域

2

TID領域

3

USER領域

 

integer maskOffset

 

メモリ領域内の、マスク対象とするオフセット位置(ビット単位)

 

integer maskBits

 

マスク対象とするデータの長さ(ビット単位)

 

String maskPattern

 

マスクパターン。16進数文字列で指定します。また、16ビット以上(4文字分以上)である必要があります。

 

 

clearMaskメソッド

説明

タグの読み取りマスクを消去します。

 

呼出形式

externalService1.invoke("clearMask");

 

戻り値

なし

 

引数

なし

 

 

setTagDecodeメソッド

説明

読み取ったタグをReadTagイベントで通知する際に、タグのデータをデコードするかどうかを設定します。

 

呼出形式

externalService1.invoke("setTagDecode", enabled);

 

戻り値

なし

 

引数

boolean enabled

 

デコードするかどうかを設定します。

デコードする場合はtrueを、デコードしない場合はfalseを指定します。デフォルトはfalseです。

 

 

setUseTagAccessOnceByApplicationメソッド

説明

ソフトウェア側の機能によるタグの二度読み防止チェックを有効にするかどうかを指定します。

デフォルト設定はfalseです。

※本機能はゼブラ版2のみ対応しています。

 

この機能を有効にした場合、タグのEPC/UIIがすでに読み取ったものと重複しているかどうかをチェックし、重複していなければReadTagイベントを発生させるようにします。

 

setTagAccessOnceメソッドによるハードウェア設定には影響しません。

同時に有効にしても動作には問題ありませんが、通常、この機能を有効に利用する場合はハードウェア設定側の二度読み防止を無効にして使用します。

 

なお、この機能によってすでに読み取り済みのタグを読み取った場合、ReadTagイベントは発生しませんが読み取り音は鳴動することに注意してください。

 

呼出形式

externalService1.invoke("setUseTagAccessOnceByApplication", enabled);

 

戻り値

なし

 

引数

boolean enabled

 

機能を有効にするかどうかを設定します。

有効にする場合はtrueを、無効にする場合はfalseを指定します。

 

 

isUseTagAccessOnceByApplicationメソッド

説明

ソフトウェア側の機能によるタグの二度読み防止チェックを有効にするかどうかの設定値を取得します。

※本機能はゼブラ版2のみ対応しています。

 

呼出形式

var res = externalService1.invoke("isUseTagAccessOnceByApplication");

 

戻り値

機能を有効にするかどうかを取得します。

有効にする場合はtrueを、無効にする場合はfalseが返ります。

 

引数

なし

 

 

setRadioChannelメソッド

説明

出力電波のチャンネルを設定します。

 

呼出形式

externalService1.invoke("setRadioChannel", channels);

 

戻り値

なし

 

引数

integer channels

 

以下の値の組み合わせで、使用するチャンネルを指定します。
※日本の電波法に基づいて適切な値を使用するようご注意ください。

説明

0x00000001

Ch5

0x00000002

Ch11

0x00000004

Ch17

0x00000008

Ch23

0x00000010

Ch24

0x00000020

Ch25

 

 

 

getRadioChannelメソッド

説明

出力電波のチャンネルを取得します。

 

呼出形式

var res = externalService1.invoke("getRadioChannel");

 

戻り値

出力電波の設定が値の組み合わせで返ります。

説明

0x00000001

Ch5

0x00000002

Ch11

0x00000004

Ch17

0x00000008

Ch23

0x00000010

Ch24

0x00000020

Ch25

 

引数

なし

 

 

setRadioPowerメソッド

説明

出力電波の強度を設定します。高いほどタグが応答しやすくなり、読み取りが成功しやすくなります。

 

呼出形式

externalService1.invoke("setRadioPower", power);

 

戻り値

なし

 

引数

number power

 

出力電波強度 [dBm]
※日本の電波法に基づいて適切な値を使用するようご注意ください。

モジュール

設定可能範囲

ゼブラ版、ゼブラ版2

0.0~30.0
※使用するRFID機器によって最大電波強度が異なります。
 設定可能値の取得はgetMaxRadioPowerメソッドをお使いください。

 

 

getRadioPowerメソッド

説明

出力電波の強度を取得します。

 

呼出形式

var res = externalService1.invoke("getRadioPower");

 

戻り値

出力電波強度 [dBm]

 

引数

なし

 

 

setQValueメソッド

説明

Q値を設定します。高いほどタグの読み取り衝突を抑えやすくなります。
対応するタグの枚数は 2 のn乗で表され、例えば 14 を設定した場合は 2^14 = 16384[枚] となります。

 

呼出形式

externalService1.invoke("setQValue", val);

 

戻り値

なし

 

引数

integer val

 

Q値 (2のn乗[枚])

モジュール

設定可能範囲

ゼブラ版、ゼブラ版2

0~14

 

 

getQValueメソッド

説明

Q値を取得します。

 

呼出形式

var res = externalService1.invoke("getQValue");

 

戻り値

Q値 (2のn乗[枚])

 

引数

なし

 

 

setBuzzerVolumeメソッド

説明

読み取り時などのブザー音の音量を設定します。

 

呼出形式

externalService1.invoke("setBuzzerVolume", val [, persitent]);

 

戻り値

なし

 

引数

integer val

 

ブザー音量 [%] 通常、0~100の範囲で設定します。
※実際に設定される音量はRFID機器によって異なります。
※getBuzzerVolumeメソッドで取得したとき、設定値と異なる値が戻る場合があります。

説明

0-33

ミュート

34-66

小音量

67-99

中音量

100

大音量

 

boolean persitent

 

設定を端末で保持し、次回接続時に自動的に反映するかどうかを設定します。

自動設定する場合はtrueを、自動設定しない場合はfalseを指定します。デフォルトはfalseです。

 

 

getBuzzerVolumeメソッド

説明

読み取り時などのブザー音の音量を取得します。

 

呼出形式

var res = externalService1.invoke("getBuzzerVolume");

 

戻り値

ブザー音量 [%]
※setBuzzerVolumeメソッドの設定値と異なる値が戻る場合があります。

 

引数

なし

 

 

setSessionFlagメソッド

説明

タグへのアクセス時のセッションフラグを設定します。

inventoryTagメソッドでの読み取りにのみ反映されます。

 

呼出形式

externalService1.invoke("setSessionFlag", session);

 

戻り値

なし

 

引数

integer session

 

セッションフラグを、以下の値のいずれかで指定します。

説明

0

S0を指定。一度アクセスしたタグにすぐに再アクセス可能。

1

S1を指定。一度アクセスしたタグに一定時間後に再アクセス可能。

2

S2を指定。一度アクセスしたタグは電波が届かなくなってから一定時間後に再アクセス可能。

3

S3を指定。動作はS2と同じ。

 

 

getSessionFlagメソッド

説明

タグへのアクセス時のセッションフラグを取得します。

 

呼出形式

var res = externalService1.invoke("getSessionFlag");

 

戻り値

セッションフラグを返します。

説明

0

S0を指定。一度アクセスしたタグにすぐに再アクセス可能。

1

S1を指定。一度アクセスしたタグに一定時間後に再アクセス可能。

2

S2を指定。一度アクセスしたタグは電波が届かなくなってから一定時間後に再アクセス可能。

3

S3を指定。動作はS2と同じ。

 

引数

なし

 

 

writeSingleTagメソッド

説明

UIIを指定して1枚のタグの任意の領域に書き込みを行います。
このメソッドは同期的に実行され、実行を終えるかタイムアウトするまで処理が返りません。

 

呼出形式

externalService1.invoke("writeSingleTag", memoryType, wordOffset, words, uii [, password]);

 

戻り値

なし

 

引数

integer memoryType

 

書き込み先のメモリ領域

説明

0

RESERVED領域

1

EPC領域

2

TID領域

3

USER領域

 

integer wordOffset

 

アクセス対象のオフセット位置(ワード単位)

 

integer words

 

タグに書き込むデータ(ワード単位の長さ)

 

String uii

 

書き込むタグのUII

 

String password

 

タグに設定されているアクセスパスワード。省略時は0です。

 

 

lockSingleTagメソッド

説明

UIIを指定して1枚のタグの任意の領域をロックまたはアンロックします。
このメソッドは同期的に実行され、実行を終えるかタイムアウトするまで処理が返りません。

 

呼出形式

externalService1.invoke("lockSingleTag", target, type, uii [, password]);

 

戻り値

なし

 

引数

integer target

 

操作対象

説明

0x01

キルパスワード

0x02

アクセスパスワード

0x10

EPC領域

0x20

TID領域

0x40

USER領域

 

integer type

 

操作内容

説明

0

アンロック

1

ロック

2

永久アンロック

3

永久ロック

 

String uii

 

操作するタグのUII

 

String password

 

タグに設定されているアクセスパスワード。省略時は0です。

 

 

killSingleTagメソッド

説明

UIIを指定して1枚のタグをキルします。
このメソッドは同期的に実行され、実行を終えるかタイムアウトするまで処理が返りません。

 

呼出形式

externalService1.invoke("killSingleTag", uii [, password]);

 

戻り値

なし

 

引数

String uii

 

 

integer password

操作するタグのUII

 

 

タグに設定されているキルパスワード。省略時は0です。

 

 

 

getVersionメソッド

説明

本モジュールのバージョンを取得します。

 

呼出形式

var res = externalService1.invoke("getVersion");

 

戻り値

バージョン番号+リビジョン番号が文字列で返ります。

 

引数

なし

 

 

getBatteryLevelメソッド

説明

バッテリー残量を取得します。

 

呼出形式

var res = externalService1.invoke("getBatteryLevel");

 

戻り値

バッテリー残量 [%]

 

引数

なし

 

 

getMaxRadioPowerメソッド

説明

setRadioPowerメソッドで設定可能な最大の電波強度を取得します。

 

呼出形式

var res = externalService1.invoke("getMaxRadioPower");

 

戻り値

最大電波強度 [dBm]

 

引数

なし

 

 

intrinsic.connectメソッド

説明

RFIDリーダと接続します。
本メソッドの仕様はconnectメソッドと同じです。実行時はconnectメソッドが呼ばれたものとして扱われます。

※本メソッドは非推奨APIで、互換性のために残されています。通常はconnectメソッドをご利用ください。

 

 

startScanBarcodeメソッド

説明

バーコードスキャンを開始します。

読み取ったバーコードはReadBarcodeイベントとしてBiz/Browserに送信されます。

※バーコードスキャン機能を持つRFD8500、RFD40 Premium Plusモデルのみ対応しています。

 

呼出形式

externalService1.invoke("startScanBarcode",sameInterval,oneshot);

 

戻り値

なし

 

引数

integer sameInterval

 

 

boolean oneshot

同じバーコードを読み取らない時間(msec単位)。0なら無制限に読み取らない。デフォルト0。

 

 

一度バーコードを読み取ったら強制的にスキャンを終了するかどうか。デフォルトfalse。

 

 

 

stopScanBarcodeメソッド

説明

バーコード読み取りを停止します。

※バーコードスキャン機能を持つRFD8500、RFD40 Premium Plusモデルのみ対応しています。

 

呼出形式

externalService1.invoke("stopScanBarcode");

 

戻り値

なし

 

引数

なし

 

 

setTxTimeメソッド

説明

電波照射時間を指定します。

 

呼出形式

externalService1.invoke("setTxTime", TxTime);

 

戻り値

なし

 

引数

Integer TxTime

 

電波の照射時間を0〜5000の範囲で指定します(ミリ秒)。

 

 

getTxTimeメソッド

説明

電波照射時間を取得します。

 

呼出形式

var res = externalService1.invoke("getTxTime");

 

戻り値

指定されている電波照射時間(ミリ秒)

 

引数

なし

 

 

 

setDecodeTagEPCメソッド

説明

タグEPC読み取り時に、EPCを標準コードなどにデコードするかどうか、その方法を指定します。

 

呼出形式

externalService1.invoke("setDecodeTagEPC", type);

 

戻り値

なし

 

引数

integer type

 

変換方法を指定します。

説明

0x0000

無効(デフォルト)

0xF001

ASCII文字に変換 ※変換できない場合'X'

 

 

setBarcodeEnabledメソッド

説明

指定したバーコードを読み取り対象にするかどうかを指定します。

設定に失敗した場合は例外が発生します。

※本機能はゼブラ版2のみ対応しています。また、RFD40 Premium Plusモデルのみ対応しています。

 

呼出形式

externalService1.invoke("setBarcodeEnabled", type, enabled);

 

戻り値

なし

 

引数

integer type

設定を行うバーコードの種類を指定します。

バーコードの種類はそれぞれ下記に対応しています。

バーコードの種類
1EAN-13(JAN-13)
2EAN-8(JAN-8)
3UPC-E
4UPC-A
5Aztec
6郵便カスタマーバーコード
9ITF(Interleaved 2 of 5)
11CODE-128
12CODE-93
13CODE-39
14CODABAR(NW-7)
16MSI/Plessey
17QRコード
18GS1 DataBar
21GS1 Composite(CC-A/B/C)
23GS1-128
24Maxicode
25PDF417
26Data Matrix
27MicroPDF
29STF(Industrial 2 of 5)

 

※GS1 Compositeバーコードを読み取る場合は、読み取り対象のバーコードを構成している他のバーコード(GS1-128等)も同時に読み取り可にする必要があります。

 

 

boolean enabled

読み取りを行う場合はtrueを、読み取りを行わない場合はfalseを指定します。

 

getBarcodeEnabledメソッド

説明

指定したバーコードが読み取り対象かどうかを取得します。

※本機能はゼブラ版2のみ対応しています。また、RFD40 Premium Plusモデルのみ対応しています。

 

呼出形式

var res = externalService1.invoke("getBarcodeEnabled", type);

 

戻り値

読み取り対象である場合はtrueを、読み取り対象ではない場合はfalseを返します。

 

引数

integer type

設定を取得するバーコードの種類を指定します。

バーコードの種類はそれぞれ下記に対応しています。

バーコードの種類
1EAN-13(JAN-13)
2EAN-8(JAN-8)
3UPC-E
4UPC-A
5Aztec
6郵便カスタマーバーコード
9ITF(Interleaved 2 of 5)
11CODE-128
12CODE-93
13CODE-39
14CODABAR(NW-7)
16MSI/Plessey
17QRコード
18GS1 DataBar
21GS1 Composite(CC-A/B/C)
23GS1-128
24Maxicode
25PDF417
26Data Matrix
27MicroPDF
29STF(Industrial 2 of 5)

 

 

ReadTagイベント

説明

inventoryTagメソッドやstartReadTagメソッドでタグを読み取ったときに発生します。

 

Eventオブジェクトには以下の子オブジェクトが付加されています。

名前

説明

String

epc

タグのUII

Number

rssi

タグアクセス時のRSSI値 [dBm]

String

data

startReadTagメソッドによって読み取った場合、読み取ったタグの領域のデータ

String

decodedata

setDecodeTagEPCメソッドでASCII変換を指定した場合に出力

String

detail

デコードしたデータの連想配列(setTagDecodeメソッドで取得するように指定した場合)

※SGTIN96の場合は、["header"]=>EPCヘッダ部分, ["indicator"]=>インジケータ(GTIN-14), ["jan"]=>JANコード, ["serial"]=>シリアルNo

 

 

DeviceStateChangedイベント

説明

connectメソッドやdisconnectメソッドやRFIDリーダの操作により、RFIDリーダの状態が変化したときに発生します。

 

Eventオブジェクトには以下の子オブジェクトが付加されています。

名前

説明

String

state

接続状態
Finding … 接続待機状態
Connected … 接続状態
Disconnected … 切断状態

 

 

TriggerChangedイベント

説明

RFIDリーダのトリガーの押下状態が変化したときに発生します。

 

Eventオブジェクトには以下の子オブジェクトが付加されています。

名前

説明

boolean

pressed

押下状態。押下中ならtrue、そうでなければfalseが返ります。

 

 

ReadBarcodeイベント

説明

startScanBarcodeメソッドでバーコードを読み込んだときに発生します。

※バーコードスキャン機能を持つRFD8500、RFD40 Premium Plusモデルのみ対応しています。

 

Eventオブジェクトには以下の子オブジェクトが付加されています。

名前

説明

integer

type

バーコードの種類

String

data

バーコードのデータの文字列表現

String

rawdata

バーコードのデータの生データ(バイト列)をBase64エンコードした文字列

 

バーコードのタイプの種類は以下の通りです。

バーコードの種類
1EAN-13(JAN-13)
2EAN-8(JAN-8)
3UPC-E
4UPC-A
5Aztec
6郵便カスタマーバーコード
9ITF(Interleaved 2 of 5)
11CODE-128
12CODE-93
13CODE-39
14CODABAR(NW-7)
16MSI/Plessey
17QRコード
18GS1 DataBar
21GS1 Composite(CC-A/B/C)
23GS1-128
24Maxicode
25PDF417
26Data Matrix
27MicroPDF
29STF(Industrial 2 of 5)